書籍紹介

日本ワイン 北海道

にほんわいん ほっかいどう

鹿取みゆき 著

日本ワインの本

ますます活発化する北海道のワイン造りを
多角的な視点で捉えた1冊

2011年に『日本ワインガイド 純国産ワイナリーと造り手たち』を著した鹿取みゆきさんの日本ワイン本、第2弾です。

前作は主にワインの造り手からのアプローチでしたが、本書はワインを育む風土がテーマとなっており、気候や地質、土壌など、風土を形作るさまざまな要素から、北海道のワインの姿を捉えようとしています。

図版やデータも満載です。

[本書のポイント]

  • ワイン造りの歴史、地理・地勢、気候(降水量・気温・積算温度)、地質、土壌など、北海道のブドウ栽培地を取り巻くさまざまな要素について、豊富なデータとともに紹介。
  • 各地域のワイナリーの情報と、その代表的なワインが分かる。
  • 北海道で栽培されているブドウ品種が分かる。またそれぞれの品種について、北海道産のブドウで作った代表的なワインが分かる。

「はじめに」から一部抜粋

日本ワインとは、日本のブドウで造られたワインである。これは2015 年に、国税庁によって法的にも定められた。そして、ここ数年、いまだかつてないほど、日本ワインが注目されている。日本ワインの生産量は増加傾向にあり、市場は活況を呈している。こうした状況の中、日本ワインが一体どのような条件のもとで造られているのか、さまざまな要素を体系的に整理しておく必要性を強く感じていた。

そもそも日本ワインの味わいを決めているものは何だろう?

ワイン用のブドウが育まれた土地が、標高の高い盆地なのか、また寒さが厳しい土地なのか、水はけの良い土壌なのか......。こうした条件が違えば、収穫されるブドウは異なり、ワインの味わいは変わってくる。また同じ土地でも、どんな品種で、どんな栽培方法をとるか、つまり、その土地の造り手たちの取り組み次第で、ワインは変わる。
本書では、こうした土地を取り巻くさまざまな要素のデータや資料などを、分野ごとに拾い集め、日本ワインを捉えようとしている。

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目次

口絵
ワイナリーと地勢
地質と土壌

概要と動向

主要なブドウ品種

はじめに

第1章 ワインの生産量と特徴
 ワインの生産量/ワインの特徴

第2章 ワイン造りの歴史
 歴史/北海道のワイン造り(年表)

第3章 ブドウ畑を取り巻く自然環境
 地理・地勢/気候(降水量、気温、有効積算温度)/地質/土壌

第4章 ワイン造りとブドウ栽培地
 上川地方/上川地方のワイナリー&ヴィンヤード
 空知地方/空知地方のワイナリー&ヴィンヤード
 十勝地方/十勝地方のワイナリー
 後志地方/後志地方のワイナリー&ヴィンヤード
 檜山地方と渡島地方(道南)/檜山地方・渡島地方のワイナリー
 その他の栽培地(留萌・網走・石狩・胆振地方)/石狩地方のワイナリー/胆振地方のワイナリー
 栽培地一覧

第5章 栽培と品種
 栽培と仕立て/品種/品種説明

参考文献

書誌データ

定価
本体2400円+税
ページ数
132ページ C2077
判型
A5判
発行
初版発行:2016年3月3日
ISBNコード
978-4-7709-0067-8

著者プロフィール

鹿取みゆき(かとりみゆき)

フード&ワインジャーナリスト。信州大学特任教授。東京大学教育学部教育心理学科卒業。

ワインと食をテーマに国内外で取材を続ける。日本のワインと生産者の支援や消費者との交流の場のプロデュースにも力をいれる。現場の生産者たちのための勉強会「日本ワイン 造り手の会」の監査役。

総説論文「日本におけるワインテイスティングについて」が「日本味と匂学会誌Article of the Year 2009賞」を受賞。

著書に『日本ワインガイド 純国産ワイナリーと造り手たち』、『においと味わいの不思議 知ればもっとワインがおいしくなる』(東原和成・佐々木佳津子・伏木亨との共著)がある。

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